【レビュー】 モニタアーム(サンワサプライ 100-LA016)

自宅での開発作業のためDell 24インチモニタをデュアルディスプレイで使用しています。3840×1200の解像度は十分過ぎる情報量で使いやすいのですが、一つだけ問題が。 Dellのモニタはスタンドが大きめで、特にスタンドの設置面積が広いため奥行きが少し狭い今の机では空きスペースが圧迫されてしまい、机が有効活用できなかったのです。モニタスタンドの手前側にキーボードとマウスを置いて、キーボードの手前にアームレストを置くともはや10cm程度しか残りませんでした。そこで、今回モニタアームを使って机の上を広々使えるようにしてみました。
今回導入したモニタアームは「サンワサプライ 100-LA016」です。

このモニタアームはシングルディスプレイ向けの多関節タイプです。駆動部分が3箇所もあるので、ディスプレイの位置を微調整する事ができます。また上下の移動はメインのポールを挟み込んでいる部分のレバーを緩める事で独立して調整する事ができます。モニタアームではよく高さを変えるとモニタが手前に出てくるタイプがありますが、このモデルは昇降対応モデルのため、そのような不都合がありません。
モニタアーム自体の作りは決して高級な感じではありませんが、必要十分にしっかりしていました。机を挟み込む部分のゴムがちょっとベトベトする感じですが、机に傷が付かないように配慮されているようです。アーム自体の重量もさほど重くないので扱いやすいですね。この商品で一番のお勧めポイントはモニタをアームに取り付ける部分がソケットになっていることです。通常モニタアームでは、アームを机に設置してからモニタを支えながらネジ止めする必要があり一人作業では中々厳しいのですが、このアームでは差し込み部分をモニタに先に取り付けておいて、アームを机に設置したあとモニタ側の差し込み部分をアームのソケット部分に差し込む事で設置できるのです。これは本当に楽。モニタアームの取り付けは結構微調整が大変で、ケーブルのと取り回しも含めると何度か取り付けたり外したりする事があります。そんな時でも、このアームはワンタッチでモニタが外せるのですごく楽でした。
通常のモニタスタンドに比べてモニタアームの利点はもう一点ありました。通常のスタンドだとDVIケーブル等の差し込み口がスタンドの裏にあったりして配線が大変なのですが、モニタアームだと裏の配線部分が丸見えになるのでケーブル接続がしやすいです。これは予想外な利点でした。

IMG_0666.jpgご覧のとおりモニタの下側がすっきりしてキーボードとかを収納できるようになりました。奥行き60cmの机ですが、キーボードを収納する事で手前側に専門書やA4サイズの書類を置いて作業する十分なスペースができました。文具入れもモニタの下に置けるようになって実に快適です。ケーブルはモニタアームのクリップを通すことで束ねやすくなっていました。

モニタアームにはデュアルディスプレイ対応モデルや4〜6面の多面型アームもあるのですが、今回はシングルディスプレイのアームを2本購入しました。理由はデュアルディスプレイ対応アームは2画面の位置関係に制約があり柔軟な位置決めができない事や机への負荷、将来的に独立して使用できるという事が挙げられます。ポール自体はさほど邪魔ではないので、独立した2本にして正解でした。デュアルディスプレイ対応アームだと机の真ん中にポールを設置するため、机下の出っ張りが気になるのですが、2本別々だとそれが机の両端にせっちされるため邪魔にならなくなります。

これで自宅の仕事環境も随分と改善されました。効果抜群です。

Author: kan
初めてプログラムらしきものを作ったのは幼稚園の時。それから約40年経ち、現在はデジタル回路設計から信号処理、機械学習まで幅広い経験を活かしてシステムアーキテクトとして活動中。超並列処理、デジタル回路とソフトウェアのバランス設計が得意分野。 Linux/Mac/Windows使い。 C/C++を主要言語として、Unity、Qtなどのフレームワーク興味あり。UI/UXデザイン、STL拡張など。 音声処理、画像処理、技術コンサルは仕事でも請け負います。 一般ソフトウェア開発プロセス、医療機器ソフトウェア開発プロセス作成も進行中。

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