【Linux】 安全なHDDのデータ消去方法

ubuntuでのHDDのデータ消去方法。
ご存知の通り、HDDはファイルを削除したりフォーマットしたりするだけではデータを削除する事はできない。そこで、アメリカの軍でも使用されている[E:sign02]ような乱数値を全面に3回以上記録するという方法で消去する必要があります。[E:sweat01]

WindowsだとHDDに物理的にアクセスする事ができないため、専用のソフトが必要になるのやけど、Linuxならshredというコマンドを使うことで簡単にできます。
ちなみにデバイスファイルに直接アクセスするのでroot権限が必要です。

まず消去対象のHDDがどのデバイスファイルにマップされているかを確認する。
dfやmount、dmesgコマンドなどで調べておきます。
次にshredコマンドを使ってデータを消去すると…

sudo shred -n 3 -v /dev/sdh

-nオプションは書き込みの回数を指定します。例では3回繰り返すという意味。-vはverboseモードを指定して途中経過などを表示します。最後は対象のHDDのデバイスファイルを指定します。ユーザ権限ではアクセスできないので、sudoを付けてroot権限で実行します。

とまぁ、この手の作業もLinuxなら楽やね。
最近、母親の古いノートPCを廃棄する必要があってデータ消去する必要があったので覚書しておきますだ。

P.S.
そういや、昔はddとかで適当なファイルやデータを上書きしてたなぁ。[E:catface]

Author: kan
初めてプログラムらしきものを作ったのは幼稚園の時。それから約40年経ち、現在はデジタル回路設計から信号処理、機械学習まで幅広い経験を活かしてシステムアーキテクトとして活動中。超並列処理、デジタル回路とソフトウェアのバランス設計が得意分野。 Linux/Mac/Windows使い。 C/C++を主要言語として、Unity、Qtなどのフレームワーク興味あり。UI/UXデザイン、STL拡張など。 音声処理、画像処理、技術コンサルは仕事でも請け負います。 一般ソフトウェア開発プロセス、医療機器ソフトウェア開発プロセス作成も進行中。